2026-09-07
「ChatGPT-6 Astra」に専門家が懸念 “再帰的推論”でAIの思考はますます不透明に
OpenAIの新モデル「ChatGPT-6 Astra(アストラ)」は、これまでより高度な推論や自律的なタスク遂行ができる「エージェント型AI」として注目されています。一方で、サイバーセキュリティ研究者やAI倫理の専門家からは、その中核となる仕組みである“recurrent depth(再帰的な深い推論)”に対して懸念の声が上がっています。
recurrent depthとは、モデルが内部で同じ情報を何度も反復的に処理し、仮説検証を重ねながら結論に至るような推論スタイルを指します。これにより、複雑な問題解決力が向上する一方で、「なぜその判断に至ったのか」を人間が追跡しにくくなると指摘されています。また、Astraは他のシステムやインターネットと連携して行動するエージェント機能も備えており、誤作動や悪用が起きた場合の影響範囲が拡大するとの懸念もあります。
専門家らは、OpenAIが公開した安全対策や制御メカニズムは一歩前進だと評価しつつも、「ブラックボックス化」が進む先端AIに対しては、外部監査や挙動ログの開示など、より強い透明性確保策が必要だと訴えています。