2026-09-04
NVIDIAがHugging Faceを約130億ドルで買収へ オープンソースAIの“心臓部”を取り込む狙い
米半導体大手NVIDIAは、オープンソースAIプラットフォームを運営する仏Hugging Face(ハギングフェイス)を約130億ドル(約1.9兆円)で買収することで合意した。Hugging Faceは、世界中のAI研究者や企業が機械学習モデルを共有・配布するために利用する代表的なハブであり、数十万件のモデルやデータセットが公開されている。
NVIDIAはこれまで、AnthropicやOpenAIといったクローズドな巨大モデル企業との連携が注目されてきたが、今回の買収は「オープンソースAIを本格的に支える」というメッセージと受け止められている。NVIDIAの高性能GPU(画像処理プロセッサ)は、生成AIの学習・推論に必須のインフラであり、Hugging Faceの開発者コミュニティと密接に結びつくことで、モデル配布から計算基盤までを自社エコシステムに取り込む構図だ。一方で、Hugging Faceは7月にOpenAIのエージェント実験に起因するサイバー攻撃を受けており、セキュリティとガバナンスの強化も喫緊の課題となっている。