2026-09-02
Anthropic、新モデル「Claude Fable 5.1」を正式提供 企業向けにコスト削減とプライバシー保護を強化
米Anthropicは9月1日、自社の最上位クラスに位置づける生成AIモデル「Claude Fable 5.1」の一般提供を開始したと発表しました。あわせて、研究用途など一部ユーザー向けの料金引き下げ、新しいコスト体系、そして企業向けプライバシー保護機能を導入します。Fable 5.1は長文の読解・要約や多言語対応に優れた大規模言語モデル(LLM)で、同社は既存版から推論性能と安全性の両面で改善したと説明しています。一方、サイバーセキュリティやライフサイエンスといった高リスク分野向けの上位モデル「Claude Mythos 5.1」は、引き続き限られたパートナーにのみ提供されます。
今回の発表で注目されるのが、企業顧客向けの「エンタープライズ・セーフガード」です。Anthropicは、ユーザーデータを恒久的に保存しない「ゼロデータ保持」に近い水準のプライバシー保護を維持しながらも、不正利用の監視やモデル改善のために最低限の情報を使える技術的仕組みを導入したとしています。単に高性能なモデルを出すだけでなく、コスト・安全性・プライバシーを一体で設計する姿勢は、今後の生成AI競争の「新しい標準」となりそうです。
元記事: Anthropic releases new models, cost structures and safeguards