2026-09-01
マイクロソフトとサウジHUMAINが協業拡大 アラビア語特化AIとAI PCで中東発イノベーション狙う
米マイクロソフトとサウジアラビアのAI企業HUMAINは8月31日、テクノロジー展示会「LEAP 2026」で戦略的提携を拡大すると発表しました。HUMAINは、サウジの公共投資ファンド(PIF)が支援するフルスタックAIベンダーで、中東・北アフリカ向けにアラビア語対応の大規模言語モデル「ALLAM」シリーズを開発しています。
新たな協業では、HUMAINのALLAMモデルをマイクロソフトのクラウド基盤「Azure」と開発支援プログラム「Microsoft Foundry」から利用できるようにし、企業が自社専用のアラビア語AIエージェント(対話型アシスタント)をMicrosoft 365 Copilot上で構築できるようにします。また、HUMAINはマイクロソフトと共同でAI PCも投入し、端末側でのAI処理を強化します。
英語圏の大手モデルが主導してきた生成AI市場の中で、アラビア語のような非英語圏言語に最適化されたモデルは依然として不足しています。今回の提携は、言語・文化に根ざしたAIプラットフォームを普及させる試みであり、AIをめぐる地政学的なパワーバランスにも影響を与えそうです。