2026-08-29
米Anthropicが国防総省に勝訴 「サプライチェーンリスク」指定は違法と連邦地裁
米AI企業Anthropic(大規模言語モデルClaudeで知られる)は、米国防総省との法廷闘争で大きな勝利を収めました。連邦地裁の判事は、政府がAnthropicを「サプライチェーン上の安全保障リスク」と一方的に指定した措置について、「違法かつ根拠に欠ける」と判断しました。問題の発端は2026年2月、当時の米政権と国防長官が、Anthropicが国家安全保障を危うくすると非難し、防衛調達から排除しようとしたことです。これに対しAnthropicは、具体的な証拠が示されないまま企業価値と取引機会が損なわれたとして提訴していました。今回の判決は、政府がAI企業を安全保障名目で規制する際の手続きや証拠のハードルを改めて突き付ける内容で、他のAIベンダーにも影響が及ぶ可能性があります。一方で、サイバー防衛や軍事用途にAIが急速に入り込む中、安全保障上の懸念をどこまで優先すべきかという難題も浮き彫りになりました。今後、政府側が控訴に踏み切るかどうかも注目されています。
元記事: Judge says Pentagon's measures against Anthropic were 'illegal and baseless'