2026-08-26
エメラルドAIが1.05億ドル評価で大型調達 電力系統と連携する「省エネAIデータセンター」に脚光
米スタートアップのEmerald AIは8月25日、シリーズAラウンドで1億5,000万ドル(約230億円)を調達し、評価額10億5,000万ドルの「ユニコーン企業」になったと発表しました。リード投資家はクリーンテック系ベンチャーキャピタルのEnergize CapitalとDCVCで、既存投資家や戦略投資家も参加しています。
同社は、AIを動かすデータセンターを「電力系統(グリッド)」と連携させ、電気料金が安く需給に余裕がある時間帯に計算処理を集中させるなど、柔軟に負荷を調整できるインフラを提供します。生成AIの普及で世界的にデータセンターの電力消費が問題視される中、電力ネットワーク側から見ると負荷にも調整弁にもなり得る「パワーフレキシブル」なAIセンターとして注目を集めています。
調達資金は、新たなデータセンター拠点の開発や、電力会社との連携を高度化する制御ソフトウェアの開発に充てられる見通しです。エネルギー多消費の象徴とも言われるAIが、逆に再生可能エネルギーの有効活用に貢献できるのか、各国の規制や電力市場制度との関係も含めて今後の展開が問われます。