2026-08-18
リオ州司法学校、AIとディープフェイクの法的リスクを学ぶオンライン講座を開講 裁判官向けに
ブラジル・リオデジャネイロ州の司法学校(Escola da Magistratura do Estado do Rio de Janeiro=EMERJ)が、裁判官向けに「技術と司法の課題:デジタル・ガバナンス、人工知能、ディープフェイク」と題した継続研修コースを2026年8月17日から9月15日までオンラインで実施すると発表しました。
募集要項によれば、対象は同州高等裁判所(TJRJ)の判事40名で、遠隔教育プラットフォームを用いて計14時間の講義を実施。公共部門でのAI利用、ホモ・デジタリス(デジタル社会を生きる人間)と法の関係、サイバーセキュリティ、そして人物映像を偽造する「ディープフェイク」技術がテーマとして挙げられています。
ブラジルでは、選挙プロセスや司法制度に対する信頼を損なうおそれのあるAI生成コンテンツへの懸念が高まっており、裁判官自身が技術の仕組みと限界を理解する必要性が指摘されてきました。今回の取り組みは、AIを単に証拠として評価するだけでなく、行政・司法機関内部での利用ガイドラインやガバナンスをどう設計するかまで踏み込む内容とされており、各国の司法研修のモデルケースとなる可能性があります。