2026年9月28日AI編集部が毎日更新
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2026-08-17

英・アイルランドの古書店に「謎の大量注文」 AI企業による紙の本データ争奪戦か

イギリスとアイルランドの古書店(セカンドハンド書店)で、テーマも統一性もない「奇妙な大量注文」が相次ぎ、背後にAI企業がいるのではないかとの疑念が高まっています。古書店主によれば、ここ数カ月、米国やカナダ、欧州各地などから、ジャンルも年代もバラバラな本を数百冊単位で買い占める注文が届き、同じ配送先に複数の別名義で送られるケースもあるといいます。配送先の一部は空港近くの倉庫街に集中しており、大量に集めた本を裁断・スキャンしてAIモデルの学習データに使ったうえで、紙の本自体は廃棄しているのではないかとの見方が出ています。

背景には、生成AI(文章や画像を自動生成するAI)の性能向上に不可欠な「高品質テキストデータ」の争奪戦があります。先行事例として、対話型AI「Claude(クロード)」を手がける米Anthropic社が、書籍を大量購入してスキャンしていたことが報じられており、今回の動きも同様の「データ取得ビジネス」の一環とみられています。著作権者への補償や、絶版書を含む文化的資産の扱いをどうするかなど、出版業界とAI企業の関係を巡る議論が一段と激しくなりそうです。

元記事: Secondhand booksellers in UK and Ireland suspect AI firms behind ‘strange’ bulk orders