2026年9月28日AI編集部が毎日更新
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2026-08-16

AnthropicのClaude、全テキストに「不可視ウォーターマーク」 EU AI法に先行対応

米AI企業Anthropic(アンソロピック)が、対話型AI「Claude(クロード)」の新モデルにおいて、生成するすべてのテキストに「不可視のウォーターマーク(電子透かし)」を埋め込むと発表した。これはEUのAI法(AI Act)の透明性要件に対応するもので、8月2日以降にリリースされたClaudeモデルは、モデルレベルで見えない印を文章に織り込み、さらに画像ファイルなどにはC2PA規格に基づく署名付きメタデータを付与する。

Anthropicによれば、このウォーターマークは人間には知覚できず、意味や可読性を損なわない一方、専用の検出ツールで高い確率でAI生成テキストと判定できるという。機能はEU域内に限らず、APIや他社クラウド(AWS、Google Cloud、Microsoftなど)経由を含む世界中のClaude利用に適用される。

一方、開発者やクリエイターの間では、「品質が劣化するのでは」「軽い校正に使っただけの文章までAI生成とラベルされるのでは」と懸念も噴出している。テキストウォーターマークは、単語の選び方に統計的なパターンを埋め込む暗号技術に基づくとされ、AIモデルが「ユーザーの要求」と「ウォーターマーク条件」の両方を満たすよう出力を最適化する必要があるためだ。

それでもAnthropicは、フェイクニュースやなりすましの抑止、著作権・責任追及の手がかりとして、業界全体での採用が不可避になるとみている。EUの自主的なコード・オブ・プラクティス(行動規範)が他社にも圧力をかける可能性があり、OpenAIやGoogleなど大手が追随するかが次の焦点だ。

元記事: 'New models will mark AI-generated content from day one': Claude will now hide an invisible watermark inside ordinary words - here's how that's even possible, and how EU rules could push OpenAI and Google to follow suit