2026-08-02
米アマゾン、社内のコーディング作業でClaudeを誤用 AI料金が180万ドルに膨張
米メディアの報道によると、アマゾン社内で行われた開発プロジェクトにおいて、生成AI「Claude」(米Anthropic社の大規模言語モデル)を大量に呼び出した結果、約180万ドル(約2億8,000万円)の想定外コストが発生していたことが、社内メトリクスの分析で判明しました。本来は単純なコード修正やリファクタリングといった、開発者が短時間でこなせる作業に対し、高価なモデルを高頻度でAPI経由利用していたとされています。
社内の利用ダッシュボードでは、AIツールごとの消費額やトークン使用量が可視化されており、一部チームで予算を860%超過する「異常値」が検出されたと報じられています。これを受けてアマゾンは、モデル選定のガイドライン整備や、上限金額を超えた場合の自動停止機能の強化など、AI利用のコストガバナンスを見直しているとされています。
今回の事例は、AI活用が進む企業にとって、「精度」だけでなく料金体系や運用ルールを設計しなければ、クラウドコストが一気に膨れ上がるリスクを象徴する出来事と言えます。