2026-07-31
AIでドローン戦をシミュレーション 英Agonが「仮想戦場」開発で3000万ドル調達
英国発スタートアップAgonが、ドローン防衛向け「仮想戦場」プラットフォームの開発資金として、プレシードとシードを合わせて3,000万ドル(約48億円)を調達しました。投資家には欧州VCのLakestarやLux Capitalなどが名を連ねます。Agonは、生成AIや強化学習といったAI技術を用いて、無人機(ドローン)同士やドローンと防空システムの交戦パターンを大規模にシミュレーションし、防衛当局や企業が対策を検証できる“デジタル試射場”の構築を目指しています。
開発中のプラットフォームでは、現実の地形データやレーダー網を模した環境で、数千パターンの攻撃・防御シナリオを自動生成し、その戦術的な有効性をAIが評価する仕組みを想定しています。これにより、高価な実弾演習や実機試験に頼らず、ソフトウェア上で迅速に戦術の改善が可能になると期待されています。
一方で、AIが軍事シミュレーションに深く入り込むことに伴い、倫理や輸出管理の観点からの懸念も強まっています。開発企業がどの国・どの組織に技術を提供するのか、透明性とガバナンスが今後の大きな論点となりそうです。