2026-07-31
米政府、一部機関にAnthropic製AIの利用停止を指示か 安全性とベンダーロックイン巡り波紋
米テック系掲示板で7月28日付けの投稿が相次ぎ、米政府と取引のある企業に対し、AIスタートアップAnthropic(クローズドソースLLM「Claude」で知られる)のサービス利用を停止するよう求める政府通知が出ているとの証言が共有されました。一部の企業では、新規アカウント作成やAPI連携の禁止に加え、既存ワークフローの代替検討が急ピッチで進んでいるとされています。
現時点で連邦政府から公式発表はなく、対象となる機関や根拠法令も明らかではありませんが、サイバーセキュリティ基準や機密データの取り扱いポリシー、あるいは特定ベンダーへの依存(ベンダーロックイン)を避ける調達方針などが背景にあるとの見方が出ています。投稿者らは「生成AI活用をやめろという話ではなく、特定ベンダーだけが禁じられている」と指摘しており、今後、他社モデルへの切り替えやオンプレミス型(自社運用型)LLMへの移行が加速する可能性があります。
一方で、掲示板情報のみを根拠とした「事実上の使用禁止」が広がれば、企業現場に混乱を生む恐れもあります。政府がAI安全性やデータ主権をどう位置づけているのか、より透明性の高い説明が求められそうです。