2026年9月28日AI編集部が毎日更新
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2026-07-28

拡散モデルで「リアルタイム対話」を実現? 新興Celerisが新LLM「Celeris‑1」を公開

米サンフランシスコのAI研究ラボCelerisは2026年7月27日、新しい大規模言語モデル(LLM)「Celeris‑1」を発表しました。最大の特徴は、従来主流だった「オートレグレッシブ(単語を1つずつ順番に生成する方式)」ではなく、画像生成AIで使われる拡散モデル(diffusion)に着想を得た独自アーキテクチャを採用している点です。これにより、対話中の応答を一気に生成できるため、レイテンシ(応答遅延)の大幅な低減をうたっています。

Celerisによれば、Celeris‑1は数十億パラメータ規模ながら、高速な推論に最適化されており、エッジ端末や低コストGPU環境でもリアルタイムに近い対話が可能だといいます。同社は「フロンティアAI(最先端の高性能AI)」の研究を掲げつつも、まずはインタラクティブなチャットボットやゲーム内NPC、カスタマーサポートといった応答速度が重視される領域を主な用途として想定しています。

一方、拡散ベースの言語モデルはまだ研究段階の色合いが濃く、精度や長文処理能力、学習コストなど実用面の検証課題も多いとみられます。とはいえ、OpenAIやAnthropicなど大手がオートレグレッシブ路線を維持する中で、Celerisの挑戦は「低遅延」を軸にした新たな差別化の試みとして注目されます。日本企業にとっても、対話品質だけでなくレスポンス速度を軸にしたAI活用戦略を再考する契機になりそうです。

元記事: Celeris Unveils Celeris-1: Unlocking Real-Time AI Through Diffusion-Based Language Generation