2026-07-26
NVIDIA黄仁勲氏が「オープンウェイトAI」を支持 米国の規制強化に業界から懸念の声
GPU(画像処理プロセッサ)大手NVIDIAのCEO、黄仁勲(ジェンセン・フアン)氏が、初めてX(旧Twitter)に投稿し、オープンウェイト型AIモデル(学習済み重みを公開するAI)を支持する立場を表明しました。これは、米政府内で検討されている「安全保障」を理由にしたAIモデルやプラットフォームへの新たな制限案に対し、シリコンバレーの複数企業が懸念を示す動きと連動しています。
フアン氏は、20社以上のテック企業が連名で提起しているキャンペーンに加わり、過度な制限が米国のAI競争力を損ない、中国など他地域へのイノベーション流出を招きかねないと警告しました。オープンウェイトモデルは、研究者やスタートアップが自前で巨大な学習を行わなくても高度なAIを検証・応用できるという利点があり、「閉じた」AIに比べ透明性や監査性が高いとする声もあります。一方で、軍事転用やサイバー攻撃への悪用リスクが高まるとの懸念も根強く、米議会や安全保障当局は制御のあり方を模索中です。
今回の発言は、AIチップ供給で圧倒的シェアを持つNVIDIAが、規制議論に直接踏み込んだ点で重みがあります。今後、米国の国家安全保障戦略と「オープンなAIエコシステム」をどう両立させるかが、世界のAI産業の行方を左右する重要テーマになりそうです。
元記事: Nvidia warns US policies on platform restrictions may push AI innovation toward China